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庭に立体感と奥行き。生活空間としての庭に欠かせない花木、庭木
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（園芸研究家　国重正昭氏）

庭のある暮らしの始まりは簡単な管理というイメージからスタートしました。この頃やっと花木、庭木は漠然と植えられているのでなく、次のような役割を期待して植えています。
●美しさの提供　
　さまざまな色、形の花の背景となる緑葉は庭に彩りを与えてくれます。ホワイトガーデンのような花色を全面に出したところでも花木は豊富な材料です。
●立体感の演出
　草花だけを植えた庭は平面的です。背の高い花木、庭木を植えることのよって立体感と奥行きを演出できます。
●日陰の提供
　室内の生活空間を戸外に広げるのがガーデニングです。戸外室として利用できる涼しく快適な空間をつくり出してくれる落葉高木がよい。
●シンボルツリー
　庭の中心となるポイントをつくることで庭全体が引き締まります。落葉高木やコニファーがよい。
●季節感の演出
　落葉樹を庭に植えることにより、四季折々の景色を演出できます。冬の落葉した梢、春の芽だし、新緑、秋のカラーリーフと四季を通じて庭は表情を変えます。
　ガーデニングの真骨頂は手作りの庭、自分好みの庭づくりにあると思います。
●珍しい花木、庭木
　変わった名前の花木、庭木を集め人に見せる楽しみもあります。

洋風庭園	ミニ日本庭園
手作りの池に浮かべた椿の花	雲海のようなオオデマリ
白彼岸花	バラアーチの道
ひっそりたたずむお地蔵さま	オペリスクのツルバラ
藤の簾	真っ白に散ったオオデマリ
ハンカチの木	黄花コスモス
サンショウバラ	真っ赤なツツジ